帰ってくる場所

「〇〇先生いらっしゃいますか?」

 

先週末、保育者宛てに、園へ野太い声の電話がかかってきました。

12年前の卒園生からの電話でした。

 

そして今日、高校3年生となった4名が園を訪ねてくれました。

4月から、それぞれ別々の県外への旅立ちが決まっている彼らが、

園舎が建て替わることを知って、解体工事が始まる前にとの来訪でした。

 

彼らの来訪を知り、ベテランの先生が、

すでに退任されている先生たちにも連絡を取り、

小さな同窓会となりました。

 

「わぁ、懐かしい」

「ここでバス待っている間、おいのりしてもらった」

「この木、こんなに小さかったっけ?」

 

 

 

保育や教育は、なかなかすぐに結果が見えないように思います。

けれども、卒園して何年も経つ彼らが、今も仲良くつながっていて、

こうして園を覚えて帰ってきてくれることに喜びを覚えます。

先生たちが、日々、全身全霊で保育されている結果がここにあるように思いました。

 

「次は、成人式で実家に帰ってきた時かな」

「新園舎が完成したら、教えてください!」

 

 

明星幼稚園は「帰ってくる場所」です。

また彼らと再会できる日を楽しみにしています。

卒園生たちの一人ひとりの新しい歩みの上に、

神さまの祝福を日々祈っています。

 

 

(画像は、12年前の卒園アルバムです)